こんにちは!ケアステ編集部です。
精神障がい者グループホームで実務経験を積みながら、「介護福祉士」取得を目指す『岡田のおばちゃん』による連載ブログの第24回。
楽しいことが大好きで、入居者さんへの愛情たっぷりの彼女ならではの視点と言葉で、グループホームでの日常の出来事や介護のお仕事の実体験をお伝えしていきます。
今回は、感動が溢れるお話です。
精神障がい者グループホームは
毎日がワクワクのアトラクション
楽しくて嬉しくて幸せすぎ。
第24回 「感謝の言葉」
毎日、利用者さんのためにご飯を作ったり、掃除をしたり、洗濯物を干したり、お話を聞いたり、生活援助を楽しくしています。
母の日も近いある日のこと。
このグループホームの利用者さんたちは、お母さんがご存命の方もおられれば、もうすでに亡くなられている方も多い。
でも、赤ん坊の時からお母さんの愛情を知らないで生きてこられた方が、1人いらっしゃる。
リンさん、22才。
ご家族は、お兄さんが1人おられ、そのお兄さんと月1度ランチを食べに行くのが、1番の楽しみだ。
それなのに、その日の1週間前になると、自分の髪の毛を抜いたり、服を破ったりされる。
何故そんなことをするのか理由を聞くと、お兄さんに心配して欲しい、自分を見て欲しい、構って欲しい、ずっと一緒にいて欲しいからと言って、泣かれる。
私も他のスタッフもできるだけ、リンさんと一緒にいてあげようとするが、一日中というわけにはいかない。
リンさんは、問題行動を起こす以外は、とても控えめでおとなしく、仕事に行く以外は自分のお部屋にこもっておられる。
ある日、仕事から帰ってこられた時、いつもは玄関から早足で自分の部屋に入って行かれるのに、その日は、何かスタッフに渡して立ち止まって緊張されたお顔で
「いつもご飯作ってくれてありがと」
と言われ、恥ずかしそうに部屋に帰って行かれた。
もらった包みを開けてみると、紙で作ったカーネーションの作品だった。
部屋の中から
「ご飯作ってくれるお母さん、タカイさん、ヤサカさん、ネモトさん、オキタさん、オカダさん、ありがとう!」
とハッキリ聞こえた。
私たちは、リンさんの部屋に行き、代わる代わる、リンさんを抱きしめた。
