介護福祉士への挑戦「岡田のおばちゃん 介護職ブログ」第14回

こんにちは!ケアステ編集部です。

精神障がい者グループホームで実務経験を積みながら、「介護福祉士」取得を目指す『岡田のおばちゃん』による連載ブログの第14回。
楽しいことが大好きで、入居者さんへの愛情たっぷりの彼女ならではの視点と言葉で、グループホームでの日常の出来事や介護のお仕事の実体験をお伝えしていきます。

今回は、「岡田のおばちゃん」自身のお話です。


精神障がい者グループホームは
毎日がワクワクのアトラクション
楽しくて嬉しくて幸せすぎ。

第14回 「休んでる場合じゃない!!」

私は、7月初旬の早朝、犬の散歩中に転んで、左手首を骨折してしまい、急遽、入院、手術、リハビリとしばらく仕事を休まざるおえなくなった。

主治医にいつ仕事に復帰できるか聞いたら、介護職なら2ヶ月くらいは休んだ方がいいよ、と言われたが、3週間ぶりに施設に行ってみた。

早速、ドアの前に訪看さんといた車椅子のエリさんに手を振った。
「うわー岡田さんやん。」
骨折て痛いなぁ。私、エリさんの足の痛さがわかる人になったでというと、ハグして肩をトントンとして下さった。
優しいなぁ。

玄関ドアを開けると、椅子に座ってスマホを見ていたトミちゃんが私を2度見して「お、岡田さんやん!大丈夫?」とそっと手を見てくれた。
トミちゃん、心配してくれてありがとう、と言うと恥ずかしそうにスマホに目を落とした。
なんて優しい子やろ。

靴を履き替えて、2階の事務所に上がろうとすると、自称ナースのオカネさんが何か独り言を言って、持っていたノートに何か書いていたが、私を見つけると、ニヤッと笑って「おばちゃーん」と寄ってきてくれた。
「手、大丈夫?」
知ってたん?骨折しちゃって、ほんまアホやろ?
「無理したらあかんよ」
と言いながら何かノートに書き込み始めた。
看護師(?)としての仕事頑張ってるやん。

事務所では、管理者とサビ管も笑顔で迎えてくれた。
抜糸が終わったのでそろそろ働きたいんですがと言うと、明後日からということになった。早っ!

他のみんなに報告すべく立ち寄ると、エミさん、アキさんがビックリしたような笑顔で迎えてくれた。

「岡田さんやん、骨折したん?」
「大丈夫なん?え!明後日から?」
「掃除出来んの?味噌汁作れんの?」

それくらいできますよ。

「洗濯手伝ってくれるん?」

それは、自分でして下さいよ。

「えー!してよぉ。」

エミさんは相変わらずやね。
やえこちゃん、元気やった?

「岡田さん、おはよう、あくしゅ、夜勤だれ?」

夜勤、誰やろなぁ。握手は右手でしよな。

現在、骨折から、もうすぐ2ヶ月になるが他のスタッフにフォローして頂いて仕事も変わらず楽しくさせていただいている。

介護福祉士になるべく、期間でいうとあと1年半、270日。
再来年の2月の試験に向けて来年からは、試験勉強もしないといけない。
文章問題に60代の読解力がついていかないけど、とにかく休んでる場合じゃない。

ワークステーション

投稿者: ワークステーション

介護・福祉・医療分野の転職や派遣のお仕事をお探しの方をサポートしているワークステーション。 1984年創業以来、関西を中心に医療・福祉に携わる方と、真心を込めた”Face to Face”のおつきあいで、信頼関係の構築に努めてきました。 現場を知るために、社員が病院や福祉施設で介護の実務を経験。また、ボランティア活動として福祉施設へ音楽演奏に出かけたりと、人材の派遣や紹介だけでなく、私たちと関わったすべての人が笑顔になるサービスを目指しています。